地鎮祭・棟上式等
初めての家作り。地鎮祭・棟上式等は、地方や宗教等の違いがあります。事前に確認しましょう。
起工式
建主が中心となり、工事関係者も参列して執り行う祭儀です。工事の安全とその土地をお守りくださる神様へのごあいさつを申し上げます。
地鎮祭(じちんさい)または、(とこしずめのまつり)と読みます。
やり方は、地方ごと神式・仏式・その他で異なります。事前に問い合わせて準備するものなど確認しておきましょう。
神式
- 式次第
- 開式の辞
- 修祓(しゅばつ)
- 降神(こうしん)
- 地鎮祭をつかさどる神々をお招きする儀式。
- 献餞(けんせん)
- 神前にお供えを献上する儀式。
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 神職が神前に祝詞を奏上します。
- 清祓の儀(きよはらいのぎ)
- 敷地四隅及び中央を祓い清めます。
- 鍬入れの儀(くわいれのぎ)
- 施主・設計者・施工者にて。
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 工事の無事安全を祈って、神に捧げるものです。最初に神職が行い、施主、親戚、工事関係者の順に行います。
- 撤餞(てつせん)
- お食事をお下げする儀式です。
- 昇神(しょうしん)
- お招きした神々をお送りします。
仏式 起工式次第
- 法話
- 合掌礼拝
- 三奉請
- 表白文
- 経段・讃仏偈
- 短念仏、回向句
- 浄地鍬入
- 合掌礼拝
お供え物等
こちらに掲載された情報はあくまで目安です。事前に確認が必要です。
神式
- 米
- 1升位 (2kg)
- 酒
- 一升(本土では、清酒となっていますが、沖縄では泡盛が代表的。)
- 海幸
- 鰹節2本、昆布2袋、スルメ3枚
- 野菜
- (時節もの5種ほど)例:大根1本、人参3本、きゅうり3本、ナス3本、キャベツまたは白菜1個、その他季節の物
- 果物
- (時節物3種ほど)例:ミカン5個、りんご3個、バナナ1房等適当量
- 塩
- 一袋ぐらい
- 水
- コップ1杯
仏式
- 花束
- 果物
- 三種(個数は何個でもよい。)
- 野菜
- 三種
- 海産物
- 三種(乾燥物)
- 塩
- 一袋ぐらい
所要時間
祭儀は、20分位です。引き続き、神式:直会(なおらい)という宴が開かれます。
ここで施主と設計・施工関係者の懇親を深めます。※仏式はおとき(斎)と呼びます。
『以上の外、生魚、鏡餅、菓子類など又、それ以外のお供え物として奉献酒(下記参照)を供へる事もよい。』とされております。
その他祭場用品として準備いただくものに、竹・クイ・注連縄・砂・ガジュマル・紅白のテープで巻かれた鍬入れ用のスコップやつるはし・テーブル・テーブルがけ(白布)などあります。これらは施工会社が準備してくれます。
熨斗袋(のしぶくろ)・御神酒
熨斗袋に『初穂料』や(初穂料・玉串料・御礼)と施主の名前を書いて神主さんに渡します。(3万円)目安。
御神酒は、化粧箱入りにし、箱奉献紙で包み(奉納・奉献・奉献酒)や(氏名や会社名)を書きます。
熨斗袋は、ポールペンや万年筆よりもできれば筆ペンなどで書かれたほうが良いでしょう。
日取りについて
大安にこだわる方が多いようですが、私が聞いた話では大安でなければならないことはないそうです。
下記が参考になればと思います。時間に関しては、潮が関係します。干潮から満潮へ向かう時間帯です。
六曜・意味
- 大安
- 全ての物事をとりおこなうのに良い日。午前9時から午後5時まで
- 赤口
- よろしくない日。正午のみ良い。
- 先勝
- 午前は良い日。
- 友引
- 良い日 正午が良くない。
- 先敗
- 午後良い。午後は大吉 先んずるのは良くない日。
- 仏滅
- よろしくない日